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このページは、あくまで、個人的な、条件かつメソッドを記したものです。

ご批判・ご意見は一切承まわっておりませんので、悪しからず。

らんちゅう教科書的な飼育方法および繁殖方法を知りたい方は、らんちゅう飼育のページをご覧ください。

                 
<私的らんちゅう飼育考>---愛知産、協会系を繁殖飼育している私の場合---
                          
anime009.gif私の持ち魚について

                                                     

 私の持ち魚は、隣村のとある縁を伝って協会系のベテランらんちゅう師から祖父の代に分譲頂いた系統です。この方は、協会系でも優等魚を多数輩出されてきたことでかなり有名な方で、品評会で、数々の賞を獲得されています。面識のない一間さんが訪れても、決して相手にはしてくれませんが、今でもお屋敷の奥には、協会系品評会での数々の賞を獲得した錦魚を大切に隠居飼育されております。ご本人は小口販売をなさっておりません。ただし、特定の業者に限り、孵化後2ヶ月ほどの青仔を、僅か30匹のみの限定で総額15万円で売っておられます。つまりその筋の業者にのみ卸売りをされているのです。単価にすると一匹5000円の青仔という計算になります。しかも買い付けにやって来た業者には、一切、選り分けさせずにご本人が既に選別済みとして30匹が15万円という高額な売り値で毎年卸販売していらっしゃいます。普通なら業者が選り分けするのですが、このような売り付けができるのも長年の飼育経験から培われた信頼と自信があってことでしょう。買ってもらうというよりは、買いに来させてやっているという感じで、まったくゴマすり商売とは一線を画するものです。なんとも畏敬の念を感ぜざるを得ません。毎年、業者が生まれたばかりの青仔を高額な仕入れ値で平身低頭に仕入れにやって来るのですから、それ相当の値打ちものということを業者のほうもよく理解しているのでしょう。将にランチュウ職人というにふさわしい方で、実際、私の家もとある縁で無理を言って賞獲得魚の仔を分譲させて頂いてから、毎年仔引きを続けておりますが、血筋は抜群で、奇形が産まれて来る確立はごく稀で全体の1割にも満たない状況です。ただし、ここで言っておかねばならないのは、なんのコネや面識のない人が、いきなり行っても全く相手にはしてくれません。その点はご理解いただきたいと思います。金儲け的な商売にはしないという聖人的な信念に基づき、静かに着々とご自分のランチュウ道を極めていらっしゃる方ですので、実名を挙げるのは控えさせていただきます。(愛知県名古屋の協会系で有名な方のようです。)

 うちの魚は、そのランチュウ職人の賞獲得魚が実際に第5回目に産んだ優等仔魚を種魚として、ブリーディング繁殖したものです。仔引してみると、やはり賞獲得血筋といえる型・色ともにすばらしい固体を多数作出できました。師曰く、「もともと系統の良い血筋だから、他の血筋を無闇に掛け合わせたりせず、じっくり代を重ねていくのが本来、金魚・らんちゅう飼育の醍醐味であり、浮気せず、じっくり気長に仔引きを重ねていくことが大切なのだ。」とのこと。金魚・ランチュウの飼育繁殖の基本ですが、賞を獲得した魚の直系だからといって、必ずしもその仔魚が良い魚に成るとは限りませんが、良い血筋だからといって趣の異なる他の血筋をムヤミヤタラト掛け合わせると、かえって良い系統の部分がボヤケテしまうことにもなりかねないのです。つまり良い血筋良い魚を作出するには、良い親からできた良い系統の仔魚をさらに代を重ねて何代にも渡り仔引きを重ねていくことが重要となるのです。

 私の持ち魚の系統は、愛知県の協会系(日らん)を飼育されているランチュウ師が品評会で賞を獲得した親の優良仔魚をさらに仔引きを重ねてきた種(シュ)なのです。一般に、協会系(関東筋・石川系)は、京都筋よりも一段と大型になると言われるています。うちのものは丸手と長手ではやや長手の出現する確立が高いような気がします。尾鰭は、蝶のようにクッキリと開くのが特徴で、色は、素赤・赤勝ち更紗が主体、頭部の肉瘤は鼻先にアズキ豆を二つ乗せたような竜頭系が多く輩出されてきます。三尾よりも四つ尾・桜尾の出現する確立が、高い系統ですし、仔引きも四尾・桜尾を主に使っています。一言で言えば、愛知県名古屋協会系の賞獲得血筋ということになります。

                          

                                                                                                 
anime009.gif私の飼育環境@(地域性)について
                                                                                
 日本全国のランチュウ飼育・繁殖しているブリーダーにも色々ありますが、一番の相違点は地域的な気候条件の違いではないでしょうか? そのような中でも、私の飼育環境は、瀬戸内でも温暖な気候にある、西播磨に位置しています。冬でもめったに雪も降らず冬の管理はもっぱら25センチ以下の水位でエアーレーション入れっぱなしの、ほったらかし状態で防寒対策は何一つせずに済みますが、逆に、夏の日照りによるアオコの大量繁殖で水替えには苦労します。

                          

                                                           
anime009.gif私の飼育環境A(日当り、飼育水、池、器具)
                                                         
 @で、記述したように、私の場合、冬期の冷えによる心配は一切ありません。たまに2月ごろ水面に氷結した薄い氷を割るぐらいです。(割らなくても良い。)それも年に1回あるかないかです。一番困っているのは、むしろ夏期の青水(ミズゴケ)の大量繁殖です。青水飼育はらんちゅう飼育の基本となる水環境なのですが、度を越すと細菌性の病気にかかってしまったり、エサの食いが悪くなります。(ちなみに、私の生活水は、地下水が主流です。その昔、50年ぐらい前まで近くの神社で清水池というどこまでも透明で清らかな泉、今で言えば、宮や水が、湧き出ていて村の生活用水であり憩いの場であったものが、現在でも地下水脈として残っています。飲んでもおいしい水なので、未だかつてカルキぬきの労を、味わったことがありません。汲み置きはせず、そのまま使っております。)夏期は、金魚全般において一年で一番の成長期です。水温が高い時期なので、多少のエサのやり過ぎぐらいでは、お腹をこわして病気になるようなことはありません。しかし、問題は、魚の食べすぎよりも、残餌や糞による水質の悪化のほうがよほど怖い結果となります。水質悪化は、いろいろな細菌性の病気の原因となります。また、水温が高いということは、植物プランクトンの増殖もすさまじく、汚れが少ないからといって水替えの日を延ばすと、一夜にして、池の水が、濃い青色をとおりこして茶色くヘドロ化することが少なくありません。
                                                     

<過密な稚魚の船>126_2606.JPG

       

過密となりがちな稚魚船は、盛夏ぐらいまで、濾過器が付けられないので、特に注意が必要です。

春先といえども、一面あたりの匹数が多く青水化が速く、まだ小さいので、濾過器が使えず水替えは、かなり大変。

さらに、大きくなるにつれて糞の量も増してきます。

1.5〜2cmほどになれば、小網で糞ゴシできるようになる。

                       
<特製ポンプ>124-2466_IMG.JPG 

<灯油ポンプの改良法>124-2467_IMG.JPG

夏季の水替えは、濾過器をつけても週一ぐらいの周期で行う。 船の高さに合わせてカット。オモリをセットし浮上り防止。
            
夏季は、古水を混ぜずに、船のコケもすべて洗い落とし、すべて新水に入れ替えてしまいます。冬季や春先にヒーターは、一切使わない代わりに、夏場に新水刺激でエサの食いを促進し、成長を促すためです。つまり、春先に無理をして人より、大きく育てることも可能なのですが、このほうが、金魚に対して優しく体調も崩しにくいということになります。おおきく育てた見た目も大切なのですが、なによりも四季の変化に順応できる質実剛健な観賞魚を作りたいと思うからです。
                    
池は、左官が使うコンクリートねり用のFRPのトロ船を愛用しています。60と80がメインです。来年は産卵用に受精率を上げるため40を購入するか検討中です。金魚専用ではないので、側面や底に断熱材は入っていませんが、冬季の冷えは気にせずに済みますので、これで十分です。そして何よりも安いことが最大のメリット!!!(60で千円。80で二千円)
                    
<洗浄前、コケ船>127_2710.JPG <洗浄後、新水船>126_2685.JPG
コケをハガス前の船。ドロドロですが青いので問題なし。 コケをハガシた後の船。夏季はこれでもすぐにコケが付く
                                                        
                                                             

<FP-60>

<FP-80>
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寸法ではなく、60リットルの容量ということ 同じく、80リットルの容量
    
※トロ船を買うときに注意したいのは、60,80,110などの数字は容量を示し、寸法は、メーカー各社により若干異なります。
    
なんでもそうですが、専用と名のつくものほど、やたら高い値段で売られています。機能が同じなら、なにも高いものを買う必要などないとの考えです。種仔魚をお譲りいただいたランチュウ師も同じ考えです。必要なのは、豪華さではなく、枚数と機能性です。掃除・移動とも楽でこんなに手軽に楽しめる池は他にないのでは・・・私の場合、これで十分!!                                       
                                                           
                   
                   

そして、もうひとつ私のランチュウ飼育になくてはならないものが、濾過器です。春〜初夏にかけて、水替えは一切したことがないぐらい便利な代物です。(フィルター交換&たまに大掃除)

                   

<上置汲み上げ式濾過器(コトブキ)>126_2617.JPG 

コトブキの外架け式濾過器125_2535.JPG

もっぱら、親魚の池に使用。 稚魚がタバコフィルター大になる7月より使用
                                                         
                   

ただし、濾過器は船の底に沈んだ残餌や大きいフンまで吸い取ってくれる訳ではありません。

糞は、毎日、人力=タモで、すくい取ることになります。

フンは、濾過器では吸い取れません。

糞ゴシを怠ると、いかに濾過器をつけていようが、青水は、濃くなってしまいます。
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つまり、濾過器に吸い取ってもらうのは、水中に浮遊している目に見えない植物プランクトンのアオコの種や飛来してきたホコリやゴミなのです。春先でも、コケをハガして食欲を煽ってもいいのですが、夏までの間に梅雨という厄介な季節=白にごりの時期があるので・・・濾過器を使用しています。
                                             
                 
                  

<理想的な飼育水>125_2541.JPG

        

左図は、3ヶ月間、一度も、水かえなしの図。コケはびっしり付けたままでしかも水は透明できれいなままです。濾過器を使えば、理想的な水質環境が得られます。

しかし、さすがに夏季に、コケ残しは、限界あり

注)冬季は、濃い青水での飼育が理想なので、逆に、濾過器は外します。 濾過器&コケ残しの水質管理は、春先から、梅雨までと秋季。
欲をいえば、夏もコケを残しておきたいのですが、アオコの増殖スピードが、凄まじくフィルターをショッチュウ交換しなければならないので、青水のもと種となるコケは全部はがしてしまいます。(濾過器&コケ無しの水質管理)
                                      
                    
<濾過器の設置方法>125_2544.JPG        図: FP-60への取り付け(ノズルを外し、上におくだけ)

 

 濾過器は、本体ごと洗わなくても、水が濁ってきたときに、中の脱脂綿だけを取り替えれば30分〜1時間ぐらいでみるみる透明な水にもどってくれる。

 本体の汚れがひどくなるとフィルター交換が忙しくなるので、たまにはハズシて大掃除しましょう。ちなみに写真はコトブキの60サイズ上置き式。

 FP-80,FP-110には、ステンの棒など2本を橋渡しして設置する。

                   
<コケ食す魚の図>126_2638.JPG

         

コケを付けておきたいのは、金魚がそのコケを食してビタミン(カロチン)補給の効用があることと、

コケを食する際に、頭を底や壁にぶつけて肉瘤(コブ)がよく発達するといわれているからです。

夏は水替えの回数を減らしたいため、やむなく取ってしまうのですが、肉瘤へのクッションにもなり、形が崩れないとのことですから、できればコケは一年中付けておきたいです。

青水がひどくなる盛夏にはすべてハガシてしまいます。
                     
                     
anime009.gif日々の餌ヤリと糞ゴシ
                     

<親魚の投餌>

<親魚の糞ごし>

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★親魚の餌ヤリは、朝晩の2回。それぞれ糞ゴシの後にやります。ただし、晴れた日は、多めに与え、曇りや雨の日は、少なめに与えるか全く与えない日もあります。水の痛みが激しいので・・・

★糞ゴシも朝晩の2回、必ず投餌の前に行います。糞の量を減らしたい方は、秘伝のエサ紹介をご覧ください。すでにコケ化している糞もあります。エサやり前に行うのは、食いの量が増えるからです。

                      

<稚魚の投餌> <稚魚の糞ごし>
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★稚魚池(4〜6月)は、朝晩の2回と夜餌も与えます。写真の赤く浮いているものは、冷凍ミジンコ×2カケ、成長とともに3カケ、5カケとふやしていきます。時間に余裕のあるときは、活ミジンコを採取してあたえます。 ★稚魚池(毛仔)の糞は、網で濾さずに水ごと吸い取ってしまう。やはり、朝夕の二度行います。長めに切ったエアーチューブの先は口にくわえる。くれぐれも、魚やゴミを飲み込まないよう5mは必要。左と同一の池ですが、かなり青水化しています。
                         
                         
anime009.gif四季の水替え
                               
<冬季=11月末〜3月末>
全く水替えしない。濃い青水飼育で越冬させる。当然、濾過器はのせていません。エアーレーションのみ。それもユルめにしている。冬季はアオコ(コケ)が増殖しにくいので、3月頃には、かなり澄んだ水になっていることも多い。
                                     

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IMG_3094.JPG 寒い日には凍ることもある。

割ったりせず、そっと冬眠させてあげましょう。

エアーの気泡がそのまま凍ってまるで氷山が噴火しているようです。

ほとんどの魚は底でじっとして動きません。

ひたすら暖かい春が訪れるのを待っているようにも見える。
        
<4月はじめ〜4月終わり>
暖かい日が続くと、冬季の冷温と日照不足で青みが減っていた飼育水に、再びアオコが増殖し始める。かなりのスピードで青く濁ってきたときは、病気にならないよう1/4〜1/3だけ古水をすてて、その分量の新水を追加する。濁りがひどいときは、薄める程度に新水を足していく感じです。決して邪魔くさいからといって、新水の割合を多くしてはいけません。この暖かい時期に、たとえ病気になっても無理にキレイナ水には変えずに、水に濃いめの青みを持たせておくのは、新水の金魚に対する刺激が産卵を促してしまうという事実があるからです。ブリーダーの知識としてはごく当たり前の採卵知識なのですが・・・。ゴールデンウィークの採卵予定日までは、病気を恐れて水替えしたくなるのを我慢するぐらいでないといけません。アオコの繁殖があまりにひどいときは、1/2ぐらい水替えしてもすぐ青くなるときもありますが、我慢したほうがぶなんです。つまり、かなりストイックに少なめにかつ病気はさせぬようコマめに水替えを行わないとダメです。ただし、採卵予定のない魚は、その旨にあらず、病気せぬよう早めに濾過器&コケ残しの水質管理へ移行させたほうが良いでしょう。

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手前に3,4歳の親種、奥には、濃いアオコで魚が見えないが、前年生まれの明二歳優等魚が、底に50匹ほど眠っている。
                       
<採卵期=4月末〜5月上旬> 
毎年、採卵は、ゴールデンウィークの晴れ間に行います。採卵予定の親魚は、古水からいっきに、完全新水かつ、コケ一切なしの産卵池へ、移動します。産卵池は、毎日観察しておき、金魚が産卵せずに、フンや精子などで水が汚れてきたら、すぐに新水に入れ替えて産卵をアオッテやります。このとき、採卵しない魚は、濾過器&全コケ残シの船へ移動させておけば、孵化後の稚魚の管理に専念することができます。(つまり、冬季のエアーのみの使用から、エアー&濾過器の飼育環境に切り替える。=濾過器&全コケ残しの水質管理)
    
<採卵後〜梅雨が終わるまで> 
採卵後の親魚は、まとめて濾過器を設置した船へ移し、水替えは濾過器に任せます。産卵池は、毛仔が、冷凍ミジンコを食べるくらいの大きさになれば、1/2〜7/10ぐらい新水に入れ替えてしまいます。だいたい、孵化後、15日〜20日目ぐらいです。稚魚の水替えは、孵化間もない頃は、慎重を期して水が汚れていても我慢して水替えしませんが、大きくなるにつれて、新水飼育に切り替えていきます。詳しくは、稚魚の水替えと食いのバランスをご覧ください。産卵後の親魚は、傷を負っていることが多いので、ニューグリーンFや、うがい薬のイソジンを水に薄めて、薬浴=休養させたほうが無難でしょう。詳しくは、”魚病薬について”参照のこと。
    
<梅雨の終わり〜夏季いっぱい> 
親・稚魚とも、まったくの新水飼育に切り替えてしまいます。私の場合、春先、稚魚船にヒーターは、使いません。その分、夏の成長期に煽って食わせます。つまり、比較的、大部分の病源菌が死滅してしまう夏季に大きくするためです。この方が金魚本来の生理にあっていて無理がありません。ヒーターは病気にかかりやすいし、水が痛みやすく、卵の腐った臭いがしてきます。こまめに、水替えすればよいのですが、かなり頻繁にやる必要があります。結果として、孵化後〜6月いっぱいまでは、ヒーター=保育器飼育の魚よりも小ぶりに見られがちですが、もともと大型になる系統なので全く気にはなりません。当然、当年夏〜二年目以降の成長は、ずば抜けて早く、来期の6月頃には、親魚に近づく勢いがあります。
                    
                    
anime009.gif四季の餌ヤリ(親魚)
                               
<越冬後(3月末ごろ)〜産卵期(5月上旬)>
冬の長い眠り=半冬眠の状態から、春先の陽気に誘われて、金魚は、ふらふらと、泳ぎがジョジョに活発化してくるというのが、この時期、本来の教科書的な解説なのですが、前述したように、わたしの場合、温暖な気候の上、風もほとんど吹かない、かなり日当たりの良い場所に船を置いているので、うちの金魚どもは、ほとんど冬の間でも冬眠しません。、やたらと産卵を意識してか、動き回っているのが、この時期です。しかし、この時期に採卵しようとして、卵は産んでも、夜間の冷えや、寒のもどりなどで、受精したとしても水温が低くいため、孵化せず、失敗するのが落ちですから、水は青水のまま、少しずつエサを与えるようにしています。エサをよく食べるようでしたら、水がどろどろしない限り、たくさん与えても良いでしょう。ただし、最低でも採卵の2,3日前までに、餌ヤリはやめた方が良いでしょう。産卵意欲がしぼむというよりは、移動後にフンが多くなり、産卵池の新水が汚れ、本来の新水刺激が得られなくなったり、稚魚の孵化までに、水がかなり痛んでしまうからです。
                                        
<産卵後(5月上旬)〜梅雨の終わり>
産卵後は、エサを与えず、塩やニューグリーンFで薬浴して休ませたほうが、無難です。(1〜2日ぐらい。)たいてい雌雄とも、産卵後は、体が傷つきなんらかの軽い細菌性の病気にかかっています。他の魚の池に戻す前に薬浴しておかないと他の魚にも伝染し、すべての魚をまた薬浴するはめになります。戻したあとは、気温もだいぶ暖かくなっている頃ですから、エサもそれなりに多く与えても構いません。エサヤリ後に、戻した池にも塩を片手でひとつかみぐらい投じておいたほうが無難です。エサは、なるべく、ペレットと冷凍エサの両方をバランスよく与えたほうが良いでしょう。
                                          
<初夏(6月下旬)〜秋(11月中ごろ)>
一年で一番、エサをよく食べる時期です。夏と秋では、その意味合いが異なりますが、とにかくよく食べます。また、たくさん与えても、春〜梅雨時のように、病気にかかる確立はぐんと低くなります。金魚飼育の初心者が、飼いはじめるには、最適な時期といえるでしょう。私の場合、稚魚(当歳)も親魚と同様に、全くの新水飼育に切り替え、金魚の食欲をかりたてています。新水への切り替えの目安は、梅雨明けです。自分の感覚でもいいですし、気象庁の梅雨明け宣言でもいいです。最近の梅雨明け宣言は、遅れたり早かったりしますので、自分の感覚を、信用するようにしています・・・。「なぜ新水への切り替えが、梅雨明けでないといけないのか? 気温も水温も十分高いではないか? ええーい早く大きくしたいから6月でも新水にしてしまえー!!!」とおっしゃるかたは、おそらくこの斯界には、いらっしゃらないと存知ますが、それは、梅雨時に特有の”白にごり”という水質の悪化があるからです。水が”白にごり”にかかると、なかなか、金魚の本来の水である青水に戻ってはくれません。これは、雨や曇りの日が続くと日光=光合成に必要なエネルギーが足りなくなり、植物プランクトンであるアオコの増殖が抑制されて、それまで分解されていたアンモニアなどが充満してしまい、少量のアオコでは、分解しきれなくなっている状態であり、金魚にとってかなり危険な状態といえます。このまま放っておくと、鰓病などの原因となり死に至ることもあります。これは、船のコケをきれいにハガシてしまったことが原因です。船のコケをハガさずにたくさん付着させておけば、アオコの繁殖スピードが落ちても、すでに十分なアオコが存在しているので、アンモニアの分解が、間に合わなくなるようなことはありません。つまり、”白にごり”が防げます。梅雨時のように、雨や曇の日が長期間続くことのない本格的な夏までコケをハガサず、かつ濾過器で青濁りの濃さを薄めて、金魚に適度な食欲をもたせているは、この”白にごり”を防ぐためです。ただ単に青水が濃いだけなら、食欲は落ちてしまいますし、尾グサレなどほかの病気にかかってしまいます。私が、梅雨の終わりまで、コケをハガサズに濾過器を使って水中のアオコの濃度をなるべく薄めているのはそのためです。ちなみに夏の食欲は金魚の成長期で、秋の食欲は越冬に備えた荒食いと言われています。
                               
                   
anime009.gif冷凍飼料について(親魚)

お断り) 冷凍飼料は買い付ける量や小売店の利幅でかなり値段がことなります。以下は私の地域性に寄るものです。通販で探すと安いものあり。

                     
<冷凍赤虫@>

<冷凍赤虫A>

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ホームセンターでは割高な価格設定 まとめ買いなら割安
                                
                    
anime009.gifペレット顆粒状飼料、その他について(親魚)

お断り)・・・冷凍飼料ほど価格的に違いはないですが、やはりShopにより少しは、値段が違ってきます。

                    

<ペレット@>

<ペレットA>

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小売店で入手可能な割安なもの。

稚魚用に買ってみた餌

        
<ペレットB> <ペレットC>
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Aと同様、稚魚用。 熱帯魚店で購入、稚魚用。
        
<ペレットD>EX-ます 4号(日本農産工業) <ペレットE>
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養魚用に開発されたもの、アユ用より高脂肪 ペレット@の値段が、どういう訳か?今年(’04年)になっておよそ倍近くも値上がりしてしまったので、店も餌も変えてみたところ、360円(内税)でありました。。よく食べます。
      
<ペレットF> <ブライン・シュリンプ>
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いつもの店にペレットEを買いにゆき、安いペレットを見つけてしまいました。Eと同量300gの税込みで207円。この店オリジナルの格安良品ものだそうです。 孵化して使うもの。塩水プランクトンの一種。
                                
                                
anime009.gif病気の予防
                                
<病気にかかりやすい要因>
@産卵行動
・・・生き物にとって、自分の子孫を残す行動は命がけです。たとえウロコが剥がれ落ちようが、体に傷を受けようが、ヒレが裂けようが、そんな悠長な気持ちでいられないのが、春先の産卵行動です。品評会に出品予定の魚は、産卵に使ってはいけません。ほぼ間違いなく、体に傷を負います。へたをすると傷口より細菌が侵入して病気にかかり死ぬこともあります。よく”種用”などと言いますが、その意味は、産卵での傷を受けても良い程度の2、3流の魚という意味でもあります。春先は早めに優良魚をオス・メス隔離飼育しておいたほうが無難です。
A青水
・・・青水飼育は、ランチュウ飼育に限らず、金魚飼育の基本的な水質環境ですが、度をこすと尾びれがタダレタように破けてくる病気=”尾焼け”のもとです。原因はPHが酸性よりにかたよるためでしょう。稚魚で何回か経験しましたが、ひどいのになると尾が全く消失してしまうほどです。成魚では、ほとんど心配ありませんが、濃い青水飼育は避けたほうが無難です。濃さでいえば、出がらしの緑茶ぐらいの色が理想です。私の場合は、コケは残しておいて、青水の濃さは濾過器で薄めるように工夫しています。十分量のコケによるアンモニアの分解で白にごりを防ぎ、かつ、度をこした濃い青水による尾焼けを防止しています。
B糞そうじの怠慢
・・・糞はこまめに網ですくいとってください。さもないと、水はすぐに悪化してしまいます。悪化した水は細菌性の病原菌が増える栄養素です。よく餌のやりすぎは、病気の元と言われますが、残餌で水が汚れるためです。食べ過ぎて死ぬ魚はほとんどいません。
                    
<予防の対策>
@塩
・・・塩は、いちばん手軽で確実な予防薬です。FP-60で片手のひらで、ひとつまみぐらいの分量をがばっとつかんで池に放り込みます。とくに水替えは、いい機会なので塩を台所から拝借して投じておきます。余談ですが、赤穂の天然あら塩を使っています。
AニューグリーンF(顆粒)
・・・産卵の後は、必ずこの薬で薬浴しています。必ずと言ってよいほど傷を負っているからです。産卵の凄まじさは、普段のランチュウからは、想像できないほど激しいものです。すぐに他の魚と一緒にしないほうが良いです。他の魚に求愛したり、他の魚に病気がうつったりしてしまいます。(6月初旬ぐらいまでは・・・) 薬の色の濃さにより薬浴させる時間を変えます。だいたいでいいですが、濃いときは30分とか、薄めなら半日ぐらい浸けておいても死にません。ただし、すでに病気にかかってしまっているものは、1回や2回の薬浴ではなおりません。根気よく数日〜1週間ほど繰り返したほうがよいでしょう。いちど病気にかかると何回も薬浴せねばならないので予防がいかに大切かは体験したものでないとよくわからないでしょう。ただ産卵期はオスにニキビのような白い斑点が頭に出ることがありますがこれは発情の印なので病気とは違います。最初のうちは白点病かなとおもってしまいます。事実、この時期は、白点病の季節ですから、鱗の傷など(=白点虫による痛みのため体を擦り付けた痕)疑わしい兆候が見られたときはすぐに薬浴してください。なにもなくても産卵後は必ず薬浴を行うようにするのがこの斯界の常識です。
                                
                                
anime009.gif魚病薬について
                                  
いろいろな種類がありますが、細菌性のものにはニューグリーンFまたはメチレン・ブルーが一般的です。、イカリムシや蝶ムシなどの寄生虫にはリフィッシュ、予防薬として塩やうがい薬のイソジンを使用しています。軽い症状には塩で十分。
      
@ニューグリーンF<顆粒>(魚病薬) Aリフィッシュ(魚病薬)
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白点病や細菌感染症の発症時に使用。 ウオジラミ・イカリムシなどの寄生虫。
       
                   
Bイソジン(うがい薬) C粗塩(食塩)
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魚・卵・水草の殺菌につかえます。 軽い症状には最適な良薬。
              
Dエルバージュ<顆粒>(魚病薬) Eメチレン・ブルー(魚病薬)
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松かさ(立ち鱗)病に使用。メチブルや塩と混合して使うと効果有り。手遅れは治り難し。早期治療が肝心。 白点病やスレなど、細菌性による感染症なら、安価で、尚且つ、使用頻度が、多い魚病薬の万能タイプ。
                                  
                                  
anime009.gif飼育労力の削減について
                                  
<濾過器の工夫>
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濾過器は、普通の市販のものをつかっています。底の活性炭をしく部分との仕切り用の網目状の板は、そのまま使用すると、直ぐに目地が、コケなどで目詰まりしてしまい最悪の場合、水が上面のフタを押し上げてあふれ出します。目地板の中央をくりぬき、目詰まり解消。掃除の回数が削減できます。

<自作の大容量、水中濾過器>
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 100円均一のタッパと塩ビ配水管で作った大容量水中濾過器、市販のMサイズの約5,6倍の容積があり、濾過能力もかなり良く重宝しています。濾過材は、園芸の植木鉢の底に敷き詰める根グサレ防止剤の「鉢底石」です。多孔質でリング濾過材などのセラミック系の素材に似ています。
IMG_3573.JPG  タッパの底から1〜2cmのところに電気ドリルで穴を開け、塩ビ配水管をタッパの高さより、やや高めにカットしてタッパのフタに塩ビ配管のΦに合わせた穴を開けます。塩ビ配管は、底の部分に穴を開け、塩ビ用のシリコンシール剤でタッパの底に接着します。このとき穴の開いた台座を貼ってから塩ビ管を立てたほうがしっかり固定できます。
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 上からみるとこんな感じになります。この中に鉢底石を入れていきます。鉢底石は、水に入れると白くにごるので、あらかじめ水でよく晒してから入れたほうが良いですね。ごしごしやるとすり潰れるのでさっと流す程度で良いと思います。

 塩ビ管の下の部分には、穴をたくさん開けておきましょう。
使用法は、フタをして、塩ビ管の上から直接、丸型のエアーストーンを投入するだけ、エアーで管内の水圧が下がり管にあけた穴から、周りの水が吸い上げられてゆくしくみ。
                                   
                                   
anime009.gif飼育コスト削減について
                                   
<ろ過材は高価である>

・・・活性炭、リング素焼、ウール、麦芽石、トルマリン、竹墨、ヤシガラ、ゼオライト、ミネラル原石、、、などなど数えあげれば、キリがないくらいいろいろな種類のものが売られています。よくもまあ〜こんなにいろいろと考え出したものだと半分あきれてしまいます。おそらく消費者の「楽してきれいな水を維持したい」という願望にメーカーがさぞ絶大な効果があるように売り込んでいるのでしょうが、効果のほどはどれも似たかよったりと言ったところでしょう。まあそれだけ熱帯魚や金魚その他の魚の水質管理が、みなさん悩みの種になっているアカシでしょうね!!。水質管理を濾過材のみに頼ろうとする現代人の怠慢の表れのような気がします。はっきり言って濾過材のみで水がきれいに保たれるのなら、なんの苦労もいりません。水質管理は、やはり水変えが基本中の基本で、濾過器は水変えの回数をなるべく減らす道具にすぎません。つまり、水中の汚れを濾過器内部にカキアツメテいるだけなのです。つまり無いよりはマシということです。ろ過には、水中の粒子物質を取り除く物理的濾過と、アンニアや硝酸塩などの汚濁物質をバクテリアに分解させる生物的濾過が必要です。物理濾過は、脱脂綿のようなビニール製のろ過マットやウールを濾過器にセットすればこと足りますが、生物濾過は、水中のバクテリアの棲家となる微細な孔隙をおおく保有する物質が必要です。活性炭やリング素焼がその例ですが、趣味で専門のものはとにかく高価であるというのが、ゲンダイの常識です。そんなにお金を掛けたくないなら、ろ過マットやウールには、古着を細切れにして代用します。これには利点と弱点があります。ウールよりも格段に、きれいに水が浄化されますが、目が細かい布を使うと目詰まりがはやく最悪の場合1〜2日でオーバーフローしてしまいます。タオルの古手が良いのですが、たいていタオルはそんなに買い替えるものでもないですし、、、それとくれぐれも使用する前に水でよくさらしておいてください。さもないと洗剤が残っていると、飼育水に泡がたって界面活性で呼吸困難となり、魚が死んでしまいます。一度すべて殺してしまいそうになったことも、、、次いで活性炭やリング素焼の代用として素焼きの植木鉢が使わずに家にある人は、躊躇せずにハンマーで粉々にすれば、全く同じものが得られます。わざわざお金を出して買うまでもない高度な素材が意外と身近にあるもんです。効果は抜群で、すごく汚れを吸着してくれます。2〜3日の使用で池の水が汚れていなくても試しにバケツなどでこのろ材を水洗いすれば汚れの吸着がよくわかります。

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植木鉢を砕いた濾過材              百均のヤシガラ活性炭と水切りネット

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園芸に使う、植木鉢の植木を植えるときの鉢底石。

 リング濾過材などの素材に似ている、安くて量もかなりある
      
      

<赤虫は高価である>

・・・基本的に赤虫は稚魚用のエサと考えています。それも、一年を通して与えるのでなく、市販のペレットを食べれるようになれば、ペレット一本でかまいません。通説ではペレットのみでは肉瘤が出にくいと言われますが、遺伝による所が大きいのであまり関係ないです。また、肉瘤増進のためには海産物飼料を与えればよいと言わますが、それなら赤虫よりもっと格安のエサが存在します。観賞魚専用の高価なエサではありません。詳しくは、秘伝のエサ紹介。
                     
                      
anime009.gifあれば便利な備品
 もともとらんちゅうを含め金魚の飼育というものは、そもそも室町前後より始まった庭内の池で飼うための装飾用の観賞魚であり、日本古来の気候・風土に何百年という歳月を経て順応させられてきた種でありますから、南国から無理やりつれて来られた熱帯魚のようにヒーターや循環系のろ過などは無用の長物なのかも知れません。はじめの頃はエアーポンプさえなかったのですから、そんなに神経質にならなくても十分に飼える魚なのです。ただどんな趣味でもそうですが、最初はこれだけ揃えれば十分と思っていても時が経ち自分で安い餌の試作など行ううちにこれぐらいはあった方が便利かなと思えるものが幾つかあります。私自身、金のかかる趣味は嫌でなるべくお金をかけずに続けられるものがいいと考えておりますので、ここで紹介する備品も決して高価なものではございません。購入に関する失敗談もありますのでご参考になればさいわいです。

@小型すり鉢(小鳥のエサ用) Aスポイト Bスポイト
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・親用のペレットを細かく砕いて稚魚用にできる・大きいミジンコをすり潰して小さくできる・乾いたねり餌を砕いてフレークやペレットにできる・アミをすり潰して当歳にやれる大きさにできる。※以前は、ホームセンターなどのペットコーナーの鳥用でしかみあたらなかったのですが、最近は100円ショップでもみかけるようになりました。購入時は4〜5百円のものが今では100円で手に入るのですから、有り難いものです。 ・これは観賞魚用のものです。・おもに、稚魚のフンを吸い取ります。・頭の部分に水が溜まります。・吸取量が少ないのが欠点。※ホームセンターの観賞魚用のコーナーでは、360円。同じ店のDIYコーナーでは、全く同じものが、なんと100円で売られていました。買ってから気づいたときにはもう遅い!!残念。 ・これは100円Shopのものです。・使い方は左と全く同じです。※これも後から出てきたものです。もっと早く開発されていたら高い買い物せずに済んだのに・・・でも上のものより頭の部分が大きいので何度ももまずにフン掃除できるため購入しました。
Cエアーストーン&エアーホース Dエアー・ポンプ E二方コック
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・便利品でなく必需品※ストーンは100円前後、釣り用のものはむしろ観賞魚用よりかなり高めです。ホースは色々なホースが切り売りでホームセンターにありました。最安で30円/1mでした。固めですが観賞魚用よりかなり安いですね。消耗品ですから毎年大掃除で取り替えます。 ・昔、板船の頃は、こんなものさえ使用せず。・今は密飼いなので使ってます。・2穴式で電気代も安い。・ストーンなら6本はできる※ホームセンターで1500円程度。鯉池などに使う大容量のものもありますが、できた魚は売ったり、差し上げたりしてるのでこれで十分。なにより電気代は格安で済む。以前トイレの浄化槽用に大型ポンプがあったときかなり電気代がかかってましたので、池を増やしても大型ポンプにするつもりはありません。 ・エアーの分岐に使います。※ホームセンターで200円以下で手に入る。一方コック、三方コックもあります。一方コックはブラインの孵化器を作るときに取り付ければ便利な代物です。三方があれば池を増やせるがややエアーの分岐に乱れが生じやすいのが欠点です。
F小型のエアストーン G継ぎ手 H木綿針
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・ブラインの孵化用。※ホームセンターで2個入り200円ほど発砲ものより石のほうが浮き上がらず重宝する。 ・エアーストーン取替用・ポンプから直でつながず途中で外すためのもの。※ホームセンターで5個150円ほど、古くなったストーンを取替るのに便利。 ・転覆病の治療用・これぐらいの太さなら魚にダメージが少ない・使い方はまた後述します。※タダ、お母ちゃんの裁縫箱から拝借
I量り(はかり) Jビーカー Kウエットティッシュの空箱
IMG_3219.JPG IMG_3220.JPG IMG_3225.JPG
・ブライン孵化時の塩を量る・ねり餌の調合に使う・魚の体量も量れます(たらいごと量り差し引く)※ホームセンターで料理用のが980円。これも後から、100円Shopで発見。(500gまでの小型のもの)魚まで量れないでしょうが、塩ぐらいなら十分量れるみたい。 ・ブライン孵化時の水体積測る・ねり餌作成で水体積測る・水変え時に稚魚の混入を確認。※100円Shopで購入。 ・市販・試作のペレットの保存。※以前、マス餌をビニールのまま船のそばに置きっぱなしにしておいたところスズメが、つついて散らかしてあったので、鳥やネズミ対策。廃品利用でタダ。
L選別のお盆 Mブライン孵化器 Nふるい
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・稚魚の体折れやスボケを調べる・試作のペレットを乾かす※昔、てんぷらに使ってたホーローの浅皿。そこが真白で稚魚選別にあう。 ・ワインのペットボトルに一方コック取付※これは口実でほんとは中身が飲みたかっただけです。 ・このあたりでは、「通し(とおし)」といいます。ペレット精製、ミジンコ洗浄などに使用※100円Shopにあります。
    

anime009.gif観賞魚Shop以外で備品を購入せよ

 前述しましたが、趣味と名の付くものほどやたら高い値段で売られているのがゲンダイの常識、メーカーが、趣味者なら値段にいとめはつけないとかんがえてるのでしょう。確かに趣味にはそういう側面があるかも知れません。しかし、金魚飼育者、中でもらんちゅうの繁殖を手がける者の目的は、ただ一つ自分の手で優等魚を作出したいという情熱以外ほかに何も考え付きません。あくまでわかる人にはわかる極めて自己完結的な欲求のためでしかありません。台所のザル、風呂場のオケ、灯油ポンプなんでも使えるものは買わずに使う。昔はエアーポンプさえなかったのですから・・・C、D、E、F、G以外は、ほとんど100円で手に入る時代なのですから、熱帯魚なんかよりはるかに手間もかからずお金もかからないあくまで生活の脇役みたいな感じで威張ってないところが良いように思います。とくに専門店なんかに行くとなんでも高いような気がします。
     
                  
<私的らんちゅう繁殖考>---愛知産、協会系を繁殖飼育している私の場合---
                                   
anime009.gif採卵の時期について

いよいよ、話は仔引き(採卵)へと進むわけですが、ここでお断りしておきたいのは、わたしのポリシーで、稚魚の孵化・飼育に関して、ヒーターは、一切使用しないということです。(稚魚餌用ブラインの孵化には使用します。)その理由は、@電気代をかけた割には、さほど効果がないこと。A温度の急激な変化により魚が病気になりやすいこと。B産卵後の濁りがひどく水変えが大変でへたすれば卵が腐ってしまう。の3つが、挙げられます。

必然的に、自然産卵によるきわめて普通なやりかたになるわけですが、一般的に言われるように3〜6月のうちにおこないます。しかし、あまりにも漠としてあいまいな感じがしてなりません。この期間のいつ頃が良いのか?それは、大多数のブリーダーが、この時期に行うという共通の時期があります。それは、ゴールデンウィークです。なぜか?おそらく仕事をもっていても、この時期には休みのかたが多い。またいくら気候変動が激しい昨今でさえ、この時期まで冷え込むことは少なくまれであること。3月でも小春日和となるのですが、もんだいは昼間の気温よりむしろ夜間気温の低下にあります。重要な最低水温は12〜15℃、この温度を下回ることは、ゴールデンウィークでは少なくなるということです。よって、5月の休日の晴れ間に行うのが、一般的な仔引きの時期です。
                                  
                     
anime009.gif採卵前の準備について
@3月中旬ごろより、オスメス混泳していたものを2つの池に分ける(別飼い)。5月初旬まで、この状態を保つこと。ただし、飼育水は古水を使う。
   
A病気にならないよう水の濁りがひどくなってきたときだけ、新水で薄める。(濃い目の青水飼育)  濾過器はまだ使用しないほうが無難。産卵用の親に濾過器を使うのは、産卵後に十分薬浴してから。
   

B5月初旬の産卵予定日の前日に、産卵巣をセットした100パーセント新水の産卵用の池(船)を用意する。あまり早くから用意すると魚を入れなくても水が汚れてしまい新水効果が得られなくなるので前日がベスト。産卵巣の中央からエアーが湧き出るようにエアーストーンをセットし、その下には百円均一などで売っている目の細かい洗濯用ネットなどを敷いておくと卵の取り溢しがなく、卵をまるごと別の養生池に移すことも容易に行えるので必ず敷いておきましょう。エアーをセットするのは卵に精子が十分行き渡ることと受精後、新鮮な水を循環させるため。

右図: 中央に自作の産卵巣を固定、新水100パーセントで満たした産卵池。試しに別飼いしておいたオスとメス混泳させて産卵巣に興味をしめすかどうか確認しているところ。

♂♀ともにかなりヤル気が感じられたので、この後ネットとエアーをセットし、第一回目の仔引きを開始。
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anime009.gif素人でも判るオス・メスの見分け方
 産卵の時期(3月中旬〜5月)になると、オスの頭や胸鰭にまるでニキビのような白いつぶつぶができるので、これにより、オスとメスが区別できるというのが一般的な金魚関連の専門書に書かれている方法ですが、そんなにはっきりと「ニキビ」が確認できるほど甘くはありません。たまには、白点病の季節と合い重なってメスの頭にも白いつぶつぶができることもしばしば起こります。そこで最も簡単な見分け方ということになるのですが、要は、メスはこの時期、3000〜5000粒もの卵を腹にかかえているので、必然的に、秋・冬に比べて春先はメスのお腹が1.5〜2倍ぐらいに膨らんでいます。それに対してオスの腹は、秋・冬とそう変わりなくメスに比べればスマートに見えます。上観でメスの腹はふくれっぱらで、触ると餅のように柔らかいのに対し、オスはスマートな腹で触っても硬いというのが素人でもよくわかる方法です。
                                  
                                  
anime009.gif産卵巣について(人工/天然)
                                  
<人工魚巣>
(長所◎)毎年使えて経済的。 細菌や寄生虫の心配がない。
(短所▲)人工物なので光合成による酸素供給がゼロ。 硬いものが多く卵に傷がつきやすい。
     
 例1)自作もの123-2321_IMG.JPG  例2)自作ものIMG_3096.JPG
百均の塩ビロープをほぐした物。一本で2〜3個作れる。 農業用養生テープを束ねて櫛でといたもの
      
例3)自作もの (作り方)
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百均のホコリとりの毛の部分を3本つなげたもの。キンランのように毛を逆立てるには一工夫必要。 百均の台所排水栓の網目に通し、二つ折りで結ぶ
     
※自作のみですが、2〜3千円で金魚や錦鯉の養魚用に、キンラン(≒例3に近い)など市販ものもあります。例の3は、キンランより毛が多く卵落ちが少なく何よりも300円と格安で済む。
        
<天然魚巣>
(長所◎)植物なので光合成による酸素供給がある。 柔らかく、魚や卵にやさしい。
(短所▲)繰返し使えないので不経済。 細菌や寄生虫が付着していることがよくある。
  
 例1)浮き草@ ウォーター・レタス  例2)浮き草A ホテイアオイ
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ホームセンターで1株80円ほど。ヒゲ根を使う。 同じく、ヒゲ根を使う。
      
 例3)水草@ オオカナダモ  例4)水草A ガボンバ
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南アメリカ原産、大正時代、実験用に輸入され、以後各地に繁殖。国内自生種は、雄株のみ。 ホームセンターなどで売っている一般的な水草。一束買って、繁殖培養しておくと良い。
                                  
                                  
anime009.gif採卵の方法について

船の数に余裕があれば、産卵池でそのまま孵化させてもよいのですが、たいていのブリーダーは毎年仔引きを行っているので良いものだけを残したとしても数多くのらんちゅうを飼っています。池を増やさず場所を取らずに何回も仔引を行うためには、1回の産卵ごとに魚巣をネットごとタライなどに移していけばスペースが節約できかなり効率的な仔引きが可能です。

右図: 自作魚巣に産卵をしているのを確認、すぐ様、タライに移し、エアーを投入。一日目は直射日光を避け薄茶色の塩ビ製トタンをかぶせておく。この卵は2日後、無事受精を確認できた分。
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anime009.gif採卵後の卵の管理と見切り方について

オスとメスを産卵用の池に移し、毎日観察しておいて卵が、産卵巣にまとわりついていたら直ぐに半透明のボールに移し半透明のトタンなどで覆い、エアーをかけて目や頭が形成されるのを待ちます(卵に黒ゴマができると言う人もいます。)

卵の出現から、遅くとも3日以内に黒ゴマができなければ、受精していないと考えてほぼ間違いないでしょう。5日たっても受精(黒ゴマ)が確認できなければ、95パーセント非受精卵として廃棄処分して構いません。
                                  
                                  
anime009.gif孵化後の対応について

孵化後間もない稚魚はサイノウと呼ばれる栄養分を腹に蓄えて生まれてきます。3日間は、このサイノウから栄養分を得て暮らすことができます。4日目くらいからは、エサを与えることが必要です。

初期のエサやりが、後々の体型を決定するといわれるぐらいですから、ブラインなど食い残して池の水を汚すぐらい与えなければいけません。この時期の稚魚は毛仔といわれ、髪の毛のように細く脆弱な状態ですので網ですくうことなど一切できず水変えもできません。

初めての水変えは、いくら水が汚れてきたとしても生まれてから1週間以降に行います。それも魚を別容器に移動することなくポンプの先に台所用の目の細かい水切りネットなど装着し稚魚の吸い込みを防ぎつつ20〜30パーセントの古水を残しこれを新水で割っていく感じです。くれぐれも100パーセント新水に変える様なことはしません。
                                  
                                  
anime009.gif稚魚の初期餌料と段階別の餌料&仔引き

 孵化後2〜3週間は、ブラインシュリンプの幼生を与えます。ブラインも生き物ですから、時間がたつと、大きくなり初期飼料としては不向きです。またブラインは塩水性のプランクトンですから、池に入れると2〜3時間で死んでしまいます。ブラインの幼生は丸い卵に角が2本ついたように見えます。成長すると足がはえてきてアミエビの極小のように見えます。しかし、たいていはブライン自身の栄養分がないので成熟する前に死んでしまいますが、後に使うペレットをすり鉢などで細かく砕きブラインのエサとすることも可能ですし、後のペレットへの切り替えがうまくいくので一石ニ鳥です。幼生を与えて魚も大きくなってきますから損はないのですが、エサ・仔魚両方の管理で大変ですからわたしは幼生のみ使用し、死ねばまたまた湧かすことにしています。

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@孵化後まもない毛仔

Aブライン給餌1週間後

B夜餌給餌でさらに肥育

3〜5週間もたてば、ブライン幼生よりもやや大きめのミジンコを食べれます。もっと早くからでも食べますが、ブラインのほうが栄養価に富み大きくなるのがはやいのでミジンコは第二段階の餌料と考えています。レンコン畑があればいくらでもとれますが近くにない方は、冷凍ミジンコが売ってありますので買ったほうが良いでしょう。私の場合、車で十分のところに蓮池があり、栄養価の高い玉ミジンコ(赤色)がうじゃうじゃ湧いていますので採取して与えています。活ミジンコの効用は、ブラインのように死なないことと水を浄化する作用があることです。しかし、注意しないといけないのは、まだミジンコを口に入れるほど大きくなっていない仔もまだ確実に存在するということです。こればかりは生き物なので個体差が如実に現れます。ここで小さい固体は間引いてしまえば後の管理が楽ですが私の考え方では、デカイ=良魚ではないので、間引かずミジンコの一部はすり鉢ですりつぶして小さい固体も食べれるようにしてからやります。この時期に尾ひれの開きが悪いものや、体の曲がり(奇形)などがはっきりしてきますので第一回の間引きをすればよいでしょう。

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@冷凍ミジンコ

Aミジンコサイズの青仔

Bミジンコすり潰す小型すり鉢

5週間〜1ヶ月以上たてば、赤虫を与えるようにしています。また、めだかの餌など小粒のペレットを与えるのもこの時期です。この時期からもう大体、らんちゅうらしくなってきますので尾の付け違いなど間引けばよいでしょう。

2〜3ヶ月もすれば、目に見えて不良といえる魚は間引かれた後なのでこの段階で多数の魚が残っていれば、まずまずといったところでしょう。この時期になると親と同じペレットにむしゃぶりつきます。そして最後の最後におこなう間引きが筒です。

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@赤虫を給餌

A小粒ペレットを給餌

Bだいぶ太みが出てきました

尾筒の太みは、なかなか玄人でも見分けが大変です。まだ小さいので筒の絞りや尾皿の良否はわかりずらいものです。ルーペなど使わずに肉眼で間違いなく選り分けできるのは8月のお盆の前後でしょう。わたしは用心のため8下旬〜9月中ごろに尾筒を調べます。

本当の意味での尾筒の太い魚は、そうそうでるものではありません。比較的太いなと思われる魚は全体の三分の一ぐらいその中でも特に太いものは3〜5匹といったところでしょうか。それゆえ尾筒の太い魚は珍重され品評会で上位入賞を果たすためには絶対的に必要な条件です。
                                  
                                  
anime009.gif稚魚の水替えと食いのバランス

 受精が無事、確認できた卵は、透明で透き通った中に黒ゴマのような小さな斑点=目が出現します。やがてサイノウと呼ばれるちいさな栄養素の詰まった袋を携えて孵化した稚魚=毛仔は、3日ほどは餌を与えずともサイノウの栄養分により生き延びることができます。その後は、自然界なら水中の微小バクテリアを食べて十分生き延びることができるのですが、ここではなるべく早く大きく育てるというブリーディングの目的のため、ブラインシュリンプを卵から孵化させて食べされば、良いわけです。ブラインは栄養価も高く海産の稚魚飼育など水産試験場でも用いられている信頼できる餌です。もともと海産用に使われていた方法を金魚に応用したもので、ブラインそのものは、塩水域のプランクトンで真水では、せいぜい1時間で死滅してしまいます。稚魚に対する給餌はブラインが食べきれずに底に赤いジュウタン=ブラインの死骸が確認できるほど与えるのが良いとされていますので、必然的に春先とは言え、水の悪化は激しいのです。(下図@)

イ)セット後、孵化前 ロ)常温でのブラインの孵化 ハ)小分け ニ)夜餌用に小分け
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なんども割り箸で混ぜる

5月なら2日で孵化できます

下に溜まった幼生から使う

ブラインはかなり臭いですね

・ボトルで湧かせすぎたら、バケツで表面積を確保し、長生きさせる。  

・塩水の濃度は2〜3%と言われますが、かなりショッパ目が良い。   

・このとき、次に使うペレットなどすり潰して入れておくと餌つきが良い
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そこで、どのくらいの目安で水変えをすればよいのか判断が難しくなるのですが、ブラインを与えている間=毛仔期は、水変えしないほうが無難でしょう。いくら水が汚れようが我慢して水変えは一切しないほうがガラス細工のような毛仔には安全なのです。この時期の稚魚はまだ毛仔という卵から孵化したばかりの新生児でその扱いには十分すぎるほどの慎重さが要求されるのです。へたに水をかき回したり、一変に新水に入れ替えたりすればいともたやすく死んでしまう可能性が非常に高く、網ですくうなどもってのほかで、すくった瞬間に死んでしまいます。それにブラインの死骸はアオコを発生させてくれる源にもなり、アオコは稚魚の重要なサプリメント=栄養補助にもなりますし、一石二鳥ともいえます。なにわともあれミジンコに切り替えるぐらいまでは、水変えしないというのが一般的ですし私もその考えにしたがっています。

 ただし、一切水変えしないとはいえ、底に溜まった稚魚の糞ぐらいは、たまに掃除してやります。(下図A)これがなかな骨の折れるというか神経を使う作業になります。まずエアーホースを5mぐらいに切り一方を口にくわえ、もう一方で池の底に溜まった糞を吸い取ります。あまり短いと飲み込んでしまいますし、あまり長いと肺活量に自信のない方は、吸い込みが弱く思うように吸えません。すぐに捨てずに吸い取った糞は、稚魚を吸い取っていないか確認してから捨てましょう。(下図B)捨てた分の水は差し水で補ってもよいし、そのまま足さなくてもよい。そのときの気分?

 ミジンコは、冷凍・活きのどちらでも良いのですが、できれば蓮池などで活きのいいミジンコを捕獲して与えるほうが、餌を追う運動で稚魚の発育に良いと言われていますし何よりも経済的です。ここで注意しなければいけないのは、まだミジンコをたべれるほど発育していない固体も必ず存在するということです。ブラインとミジンコの両方をあたえればよいのですが時間的にも経済的にも苦しいのでミジンコの一部をルツボや小さいすり鉢ですりつぶして与えるようにし強制的にミジンコに切り替えてしまいます。はじめて稚魚の水変えをおこなうのがちょうどこのミジンコを食べるぐらいの時期としています。それも完全新水とせず1/2〜7/10ぐらいの古水をすて捨てた分の新水を補給します。(下図C)青水がややうすくなるのですが、透明度をまして餌の追いをよくするためです。その年により成長の度合いがちがうので確定できませんが、孵化後15〜20日ぐらいではじめて水変えすることになります。大体梅雨明けまでは、この割合で水変えを4〜5日ごとに行い、梅雨があけきるころから中秋までは、完全新水飼育により、当歳で一番成長をはかる時期になるのです。(下図D)
       
@ブラインで汚れはじめた稚魚船

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1)ブラインを与え続けてアオコが徐々に発生してきた稚魚船、底にみえる白い点々はうまく孵化しなかったブラインの不活卵、孵化したブラインはアオコ化している。

2)見にくいが、中央あたりに細く稚魚=毛仔が何匹か泳いでいる。まだ首の座っていない赤ん坊で水をかき回したり、網ですくったりなど一切不可能。水変えも一切しない。

3)孵化後、2週間〜遅くとも20日ぐらいはこの状態のままひたすらブラインシュリンプを与え続ける。

       

       

Aエアー周りに堆積した稚魚の糞

B稚魚を吸取っていないか確認

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食欲と糞だけは親魚顔負け 糞の中にいる悪趣味な仔もいる
       
C稚魚船の水変え風景 D初夏より新水飼育で肥育する
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稚魚の吸込防止のためザルなど使いエアーホースで排水。 C減水後、古水ごとタライへ新水との温度差をなくす。
      
       
anime009.gif頭は黒子のうちに出す
頭=肉瘤は黒子のうちに作れと言われます。ただし目に見えて、目先のフンタンなどが出てくるのは秋以降です。黒子の時期はそのもととなる下地を作るに過ぎません。要は、船の底についたアオコの苔ははがさずに付けておけば、この苔を食べるときに目先がきたえられて瘤の原型になるということです。夏季は水変えの労を惜しむあまり苔はすべてはがしたくなるものですが、じっと我慢して底だけでも付けておきましょう。初秋には目先がでてくるのがわかります。また苔は金魚にとって色変わりを促す作用があるので大切にします。
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 ・苔は食する際に、瘤を発達させる。

 ・また、色変わりのための重要なビタミンのようなもの。

 ・黒仔のうちは色変わりするまで苔ははがさない

 ・ただし水変えは頻繁に行い食いをあおる
       
       
anime009.gif色変わり(色揚げ)の時期
 色変わりは、その年の気候条件により相当影響されますが、たいていの場合は、6月下旬から7月中旬には、色変わりの兆候が現われ8月も盆を過ぎる頃までには、一通り色変わりするようです。また個体差があり9月になっても黒仔のままの固体もまれに存在します。最初は黒い色が部分的に滑落してくるトラ剥げ状態となり、徐々に透明な薄い金色となり、成長とともに赤みを増してゆきます。それはもう自然のなし得るままで人間の手出しなどできない現象であり、はじめて体験するものにとっては驚きと感動と期待に胸躍ることとなります。なかでも鹿の子・日の丸・鰹ぶしなど自然のなかに秘められた親魚からのDNAの多種多様性にこころ惹かれる時期でもあるのです。完全に色変わりするまでは、体型よりも色柄に魅了され、やがて見慣れるに従って、足元を見つめるごとく今更ながら素赤の優良体型に気づくというぐらい色柄は人を惑わすほどの魔力を秘めています。
1)2003年トラ剥げ1号発見、六月下旬 2)同年、7月中旬頃
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3)同年、7月中旬〜8月初頭にかけて 4)同年、8月下旬〜9月初頭
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anime009.gif夏の成長期に十分な餌ヤリ

 私のポリシーというか、信念というものですが3月ぐらいの早い時期にヒーターを使用した仔引きはせず♂×♀のヤル気が自然に出てくるのを待って仔引きをしたい一心で5月の連休を選んで仔引きすることにしています。その訳は、ヒーターというものは、くせもので早く稚魚を孵化させ成長させることができる便利さの代償としてひ弱な生体となる可能性が非常に高いということ、また病気や水質悪化など様々な弊害および電気代というコストパフォーマンスの面からも敬遠するに値する代物なのです。ただし稚魚孵化後の初期餌料のブラインの孵化には使用しますが、直接、魚には使用することは一切ありません。

 したがって、当歳に関しては、一般業者のように夏までに大きく育てることはできませんが、その代わり末永く付き合える味のある2,3歳と長く楽しめることになります。当歳で品評会を目指される方にはヒーターは必要ですが、親魚の品評会なら、決して不利とはならず、ヒーター飼育により素質魚を死なせてしまうよりはよっぽどマシだと考えています。そもそも、当歳魚の評価は、これからの成長過程の一通過点に過ぎず、大きさを競うものではなく、その魚の各部位の相対的なバランスを見るものなのです。

 そこで、当歳の成長を最も促進する時期が、病気にかかり難い時期であり、錦魚=金魚が、最も餌を良く食べる盛夏であり、私のやり方で自然な成長を促す重要な時期なのです。
      
1)8月初頭、完全新水にてペレットを十分給餌 2)同時期、赤虫を十分量給餌
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anime009.gif秋は来年の採卵準備の時期

基本的に、私が採卵(仔引き)に使用す錦魚は、最低でも明け3歳以上のもので、ここでの解説は当歳には全く関係がありません。今が秋としてその年に生まれた錦魚は当歳魚で、来年の春には、明け2歳となります。明け2歳でも採卵は可能ですが、やはり、明け3歳以上の成熟した卵には適いません。受精したとしても未熟児になる確率が非常に高く、仔引きには不向きなのです。

 よって、ここでの解説は、必然的に来年3歳となる親魚(明け2歳以上)の秋における管理法ということに絞られます。管理法といっても、餌やりの回数を多くしてよく泳がせることぐらいになるのですが、基本的に秋は、これから訪れる厳しい冬を乗り切るための体力づくりのため、荒食いする時期なのです。だだし、気をつけなければいけないのは、あまり運動させずに密飼いの状態で餌をたくさん与えるとただの肥満となり、とくにメスでは冬季の冬眠時に土佐金などでよくおこる転覆状態に陥りやすくなります。これは、ただ肥満化しただけで体全体のバランスが悪い体型におこるので秋にはよく運動させるということが大事なことになるのです。とくにメスの場合は卵を腹にやどしこれから春先にかけて体型以上に腹が大きくなってゆくので注意が必要です。

 そこでどう運動させるかは、エアーをきつめにかけるとか濾過器の水流を速めるなどの方法を取ることになります。要は、越冬時の栄養補給と転覆防止のバランス感覚が求められます。
  
  
<私的らんちゅう用飼料考>---ブリーダーはつらいよの巻き---
                            
anime009.gif天然餌料の採集と培養

天然餌料とは、読んで字のごとく天然=自然界に存在する金魚に使える餌と言うことになります。特に稚魚期に与えるブラインの次の第二段階の餌料として用いるミジンコは、幸いにも車で10分ほどのところに蓮池が存在しかなり豊穣な数の玉ミジンコが春先に湧いています。晴天の日などは、塊で赤く水が濁るほど豊富に取ることが出来ます。その他、イトミミズ・イトメ・赤虫=ユスリカの幼生・田草など意外と錦魚の餌となるものが自然界には存在しますが、今のところミジンコのみの採取しかできません。後々、方々を探してイトメなども採取・培養したいと考えています。

 さて、そのミジンコの採り方ですが、至って簡単、専用のプランクトンネットなど高価な網を購入する必要など全くありません。金魚をすくうときに使う観賞魚用の網で十分捕獲できます。採り方よりもミジンコが湧いている場所を見つけるほうが難しいと言えるでしょう。いったん見つけてしまえばその場所へ、足しげく通いあとは網ですくうだけです。

 培養はなかなか難しく、エアーは必ず入れなければすぐに死んでしまいます。それとあまり小さい容器で密飼いすると、すぐに全滅してしまいますので、一回の採取でたくさん採るよりも、採取の回数を増やして小まめにミジンコ採取をおこなうことが肝心です。あと、ミジンコの培養時における餌ですが、酒かす・バナナの皮・パン粉などが使えるみたいです。お試し下さい。

 なお、私の持ち魚を分譲して頂いたランチュウ師によれば、鶏糞や牛糞のなかにミジンコの休眠卵があるので水で溶いてエアーをかけ、日向において置くだけで勝手に湧いてくるとの話です。試しましたが湧いてこず、おそらく殺菌済みだったのでしょう。やはり蓮池には適いません。
        
<秘密のミジンコ採取場=遠景> <秘密のミジンコ採取場=近景>
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<ミジンコ採取の図=網で掬うだけ> <一掬いで採れる量=ひたすら繰り返すだけ>
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<今回の収獲・横観=多すぎて半数は翌日死滅!!> <今回の収獲・上観=栄養価の高い赤ミジンコ>
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<稚魚池の側にミジンコ培養船???> <ミジンコ培養=多すぎて半数は死滅・採取はほどほどに>
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anime009.gif人工餌料の試作と研究
   
<ねり餌@>------初期開発品-------
 釣り餌コーナーで、成分表に注意して調べていたところ、安く栄養価の高い「粉系の餌」を発見しました。海釣りのコマセにアミエビなどに混ぜて使う配合用の集魚剤です。さまざまなものがありましたが、チヌ用のものはオシムギなどかなり粗めのものが多く金魚には不向きでした。グレ用にアミに混ぜて使う目の細かいものが、栄養価も高く成分も養魚用のペレットなどと似ており早速、1つ買って帰りました。
    
<集魚剤 1500gで、定価450円> <成分表>
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・内容量=1500g(1.5キロ)・単価@1kgあたり300円・粗タンパク15.3% ・粗脂肪11.2%・粗灰分15.4%・炭水化物42.1%  かなり高脂肪の粉末ですが、タンパクが低いのが欠点。

     
<小麦粉との練りあわせの比率> <ペレット化>
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スーパー1グレ:小麦粉:水の割合で混ぜ合わせます。 ある方法でペレットにしてみました。沈下性で良く食いますが手間がかかり実用的でないです。
        
<ペレット化の方法>
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・ねり餌を園芸に使う「通し」で濾してゆきます。

 

・細かい粒々が網目の表面に浮き上がります。

 

・爪先で表面を削ぎ落とす。

 

・オシムギは捨てる。
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・オシムギは、練る前に濾しておいた方が無難。

 

・天日で一日乾かせば、完成です。

 

・投餌する前に、軽くほぐせば、細かくなります。

 

・沈下性で高脂肪の割には、消化も良いようです。
    
<ねり餌@−使用後の結果>
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・粒子が小さすぎると、繊維状の粉末が溶けて浮いてくる ・拡大図、青水の元では、仁丹藻(ミジンコ藻)のようにコケ化する
  
(試作ペレット@号の私的考)どうも、この浮上性の粒子は、この集魚剤に含まれているコーボの微粒子のような気がします。最初は水質悪化を心配して嫌っていたのですが、すぐにコケ化してしまいミジンコ藻のようになってきます。少量ならすぐに錦魚が浮上して来て食べ切ってしまうので問題なさそうです。ペレット化の時にあまり小さく作りすぎるとたくさん浮いてしまうので「とおし」で濾した後、タライを前後に揺すって粒子を団子状にして、やや大きさをもたせた方がよさそうです。小さい粒子は水に浮いてしまいます。メダカの餌もそうですが、底に沈めたいときは、あらかじめネット(網)に入れ、水によく馴染ませてから与えれば底に沈み易くなります。このペレットは水に溶けるとやや乳濁します。酒粕が入っているからかも知れません。青水の元では、すぐにコケの養分となって青水化するので、さほど気になりません。マス餌などに比べるとやや濁りが早いかなと思われます。私の勝手な思い込みかもしれませんが、これを与えると、魚に元気がでるように思います。但し、青水化はマス餌よりも速いかも知れません。
     
   
<ねり餌A>------驚異の粉末-------
 ねり餌@を思いついた頃は、こんなに脂肪分の高い粉末はもう無いだろうから、後はタンパクを増強するため何か他のものを@に混ぜれば良いと考えていましたが、まさか、こんなシンプルな素材を見落としていたとは!!!わかっているようで案外わかっていないことはたくさんあるものです。これだけで栄養価の高いねり餌やペレットが作れます。その素材とは、鯉やへら、チヌ釣りなどに使う「さなぎ粉」です。そういえば、以前、養蚕が盛んな地方では、蚕のさなぎは、鯉の養殖に使うと聞いたことがあります。また、ちぬの海、瀬戸内海で出会った釣師から、遠い昔、製糸工場の排水口の近くではチヌがクサルほど釣れたもんだと、話を聞かされたこともありました。まさかこれほど栄養価が高いとは思いもよりませんでした。。。
          
<さなぎ粉 2000gで、定価810円> <成分表>

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 へら、チヌなどが好むさなぎ粉。単価405円@1kg。同じ値段で200g増量の粗引きもある。

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 粗タンパク48.7%、粗脂肪30.1% 

 さなぎオンリーというシンプルな粉末ですが、

 マス餌にくらべてみても、驚異的な栄養価。

 ちなみに、マスは、粗蛋白48%、粗脂肪3.5%、

 脂肪分においてはなんと10倍弱の含有率。

 
<粉末を混ぜ合わせる>
 もったいないので、前回<ねり餌@>の試作で残ったスーパーグレ1の粉末も混ぜ合わせることにしました。この混合粉末に対する小麦粉の含有率は、前回よりかなり低めに抑えました。餌には、できるだけ小麦を少なくするほうが消化に良いそうです。ただし、少なすぎると水中でバラケてしまい水質悪化で水換えが大変ですから、小麦粉の減量分をコーンスターチなどのデンプン系の粉に置き換えれば粘りを失わずに小麦粉を減量できるみたいです。
1)タライ・スーパーグレ&さなぎ粉混合・片栗粉・小麦粉少々 2)片栗粉500g (166円) 小麦粉(家にあった残り物)
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3)さなぎ粉・片栗粉・小麦粉を混ぜる 4)ムラが出ないよう満遍なく混ぜる
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5)チヌだんごを作る要領で少なめの水で練り、団子を固めに握る 6)前回と同様、通しで濾す(先祖伝来の通し納屋から発見)
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7)6の方法では、粒子が細かすぎる為、先に乾かすことにする 8)8割分して表面積をかせぎ、乾燥を速める(ピート化する)
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<ペレットにする>
これからピートが乾燥してからUPしてみます!!!=>失敗でした。。バラケすぎで使い物になりませんでした。。。2005年の来年、初夏には塩ビ製の網を使って形成してみます。。。
   
        
anime009.gif秘伝のエサ紹介
<アミ> よくペレットなどの成分の解説などを見ていると、必ずと言ってよいほど「アミ」が入っています。そうです海釣りをされる方ならご存知のイワシやアジを釣るときに使用するアミエビのことです。エビではなく海に住む大型のプランクトンのことです。これが釣りの世界に現われたときは餌革命がおきたほどお魚さんには、好物なのです。実際に栄養価も高く、しかも安い餌として有名です。やはり金魚もお魚である以上嫌いなはずはないのです。サイズはいろいろありますが、一番小さいサイズを買いましょう。ただし、投餌するときは、かなり水が痛みますので、あらかじめ真水でさらしてから与えています。明け2歳から丸ごと食べれるようになります。当歳は無理です。まだ口が小さく食べる意欲はあっても飲み込めません。
<近くの釣り餌店で購入した1ブロック200円のアミ>
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・さらに細かいブロックにイトノコなどで裁断する

・冷蔵庫には、この状態で保管しておく

・与えるのは、梅雨明け〜夏にかけて

・何よりも安いので経済的

・ただし、病原菌など考慮し、与えるのは高水温時のみ

・一度に、たくさん与えすぎないこと!!

・皮が硬いので、食べきるのにやや時間がかかる
<真水で何回もさらす=かなり汚い!!!> <水が濁らなくなれば、一つまみづつ与える>
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<クロレラ> 人間が飲む健康食品のクロレラです。たしか学名は、ナンノクロロプシスだったと思います。県の水産試験場などでは、前述したブライン・シュリンプの餌として、使用されております。らんちゅうに対する使用法としては、植物性で消化吸収の良い餌料として低水温時に与えても差し支えのない餌ということになりす。また、アオコ不足の水環境に、錠剤をあらかじめ水で溶かしてから、放り込むと、アオコ代わりとなります。実際には、アオコよりも青みが濃い色が出ます。二次生産者の動物プランクトンの繁殖にも欠かせない一次生産者としての役割に果たします。私の場合は、餌としてよりも、水質改善など特に11月下旬からの青水作りが間に合わなかったときに使うことが多いですね。また、生体への経口投与により病気にかかりにくくなると言われます。
<健康食品> <錠剤は硬いが直ぐ水に溶ける>
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<食べれる大きさにカッターで割る> <4等分ぐらいが良い>
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<豆腐> 金魚は、本来、雑食性なのでなんでもよく食べます。一度、焼き鳥のささみをほぐして与えると競うようにして飛んできたこともありました。これは、そのような動物性タンパクとは逆の植物性タンパクです。それも人間でいえば病院食みたいなもので栄養価はかなり低めです。豆腐を与える意味は、クロレラと同じく低水温期の腹をこわさないオカユみたいなものです。
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・金魚にあたえる時は、こんなにいりません。

・味噌汁などの残りで十分です。

・長手東で有名なS養魚では11月頃に投餌しているようです。

・とにかく冬場の餌と言う考えです。

・ちなみに豆腐を食べた魚は白い糞をします。

・消化は抜群、転覆知らずの餌
 
 
anime009.gifいろいろな活き餌 
@ミジンコ(Dahpnia)
もうしばらくお待ち下さい。。。2005年、春には・・・恐らく、、、
   
Aミジンコ藻(Wolffia globosa(Roxb.)Hartog &  Plas) IMG_3673.JPG <マクロ撮影>--別名、仁丹藻、ミジンコ浮き草 IMG_3649.JPG
世界最小の種子植物(1938年、東京向島で発見された帰化植物らしい)。植物と動物の中間的性質を有する生物とのことです。よって根が無いということ。  形は 楕円形。  大きさは 1mm以下、0.3〜0.7mmぐらい。
ミジンコ浮き草についてもっと詳しく知りたい方はこちら→それいけ!くーまる/生物ウォッチング(ミジンコ浮き草)
   
B赤虫(ユスリカの幼生、ボウフラ含) Cイトメ(イトミミズ)
IMG_4195.JPG 数はいなくても、水換え時、いつも写真撮るの忘れてしまうぐらい常に自然発生しています。緑色の蚊もよく見受けるのでユスリカ(赤虫)もいるはず?。。見難いですが、赤丸が実物、黄丸が泥でマユを形成しているところ・・・。。。

  

 只今、方々探し歩いてます。発見したら即UP!!!

 おそらく、無農薬の田圃には、生息してると思います

 昔は、家の前の生活廃水が流れ込む側溝でも、採って、

 遊んだりしていたものですが、今は整備が行き届きすぎで

 側溝にはフタが架けられ、下水は別配管ですから・・・

 すっかり、見かけなくなりましたね。。>(*o*)<。。

  

  
   
anime009.gifいろいろな活き餌を培養してみる 
<ミジンコ藻=仁丹藻>(04年飼育管理日誌より)
@採取時の分量 IMG_3651.jpg 所用で、たまたま見つけた仁丹藻をビニールで掬って持ち帰る。腰痛があるため家で培養を試みることにした。。 A培養を試みる IMG_3674.jpg プランクトンなどの微小生物の増え方は、対数的に増加すると予想、少しマバラに感じるぐらいに密度を薄め、エアー&液肥(チッソ、リン、カリ)を投入する。
B培養5日後 IMG_3776.jpg 給餌で間引きながらで、この増え様です。液肥:ハイポネックス 投入 C面積を広げて日当たりを良くしてみる IMG_3789.jpg 後に、この簾が効き目あり!!!とわかる。
D後で、極度の日照を嫌うことが判明 IMG_3807.jpg 試作ペレットがダメになったため、「窒素」代わりに砕いていれてみる。日よけは錦魚の日焼け防止に使っていた「スダレ」を流用する。。 E日照量をさらに減光してみる IMG_3829.jpg これは失敗でした。いくら極度の日照りを嫌うといえども、やはり全く太陽に当たらない影ができてしまうと逆効果です。。スダレを架けたぐらいの日射は必要です。遮光ネットなども使えるでしょう。。
     
<私的らんちゅう観賞考>---本来の楽しみ方とはこういうもの---
                            
anime009.gif長手と丸手について

らんちゅう鑑定講座において、すでに長手と丸手については説明ずみとさせて頂きます。玄人は、体型のこじんまりとした丸手よりも品評会で大型体型が好まれるゆえに丸手よりも長手のほうに得てして主眼を置きがちになります。歴代の優等魚を観れば、それは必然的にそうなるのです。ただし、昨日・今日にらんちゅうをはじめた方には、ただ長ければ良いと思い込んでおられる方がいらっしゃると思われますが、それは間違いであります。要は、体の横観でつげぐしのようにナダラカな背を持ち、いくら長くても良いのですが、長手と筒の間延びは、別問題として扱わねば意味がないどころか、ただの間延びした駄魚になってしまい、其の価値は二束三文もいいところと言えます。

 つまり、尾筒の間延びは、長手とは言えないのです。さらに長手はよほど背幅が尾筒にまで及んだ真に太身にある魚でない以上、品会用としては通用いたしません。また尾皿の大きさも丸手以上に求められてしまいます。つまり、玄人の好む長手とは、背なり・尾筒・尾皿の三つ巴をすべて兼ね備えた大型になる真の優等魚のことを言うのです。
   
    
anime009.gif鑑定の重要2大ポイント

 どんな体型の悪い親からでも、何割かは、まともな優等資質を兼ね備えて生まれてきます。そのなかでも、私の系統の場合ですが頭の瘤は当歳魚では、そんなに優劣のつきにくい形質であり、大差はありません。ただし、当歳でも一番はっきりと優劣の現われる形質があります。それは、背幅の太身が限りなく尾筒に達するいわゆる太身と、尾の開きや前がかりに影響を及ぼす大きい尾皿です。この太身と大尾皿を兼ね備えた錦魚は、優等資質のうちでも、さらに珍重されます。

 すなわち、魚の太みと尾皿の大きさは、もっとも珍重されるらんちゅう鑑定の2大ポイントと言えます。ただし、これらは左右対称で頭の瘤の発達は当然すでに備わっているものとしての考え方ですのでお間違えのないよう願いたいものです。
   
   
anime009.gif夏のおとずれと金魚とスイカと蚊取り線香

 錦魚の観賞に最も相応しい季節というものがあります。やはり夏です。それも、おてんとさんが燦燦と照り輝くギラギラの青空に入道雲がニョキニョキとたちこめる盛夏です。これだけは、誰がなんと言おうがしょうがないくらい定番中の定番で、いくら難癖つけようが、やっぱり夏に勝る季節はありません。

 なぜか?私の稚拙な頭で考えてみました。その理由 @映画の夏祭りの夜店などの場面で必ず金魚掬いの場面が映し出される=夏=金魚という一種の刷り込み・洗脳状態 A四季の中で金魚が一番活動的になる B夏は、新水=濁りのない清水飼育できるので姿形の美しさに改めて感じ入る C夕涼みに水物を眺めていると涼しい気分になれる Dボウフラを食ってくれる などなど日本人のDNAに古来より刷り込まれた何かが金魚=夏そのものなのです。

 猛暑の太陽の下、庭先にある清水が満たされた池の金魚を眺めつつ、縁側に座し、其の傍らには蚊取り線香のけむりと、さっきまで井戸水でひやされていたスイカを、額の汗を拭いつつ、足元の蚊をぱちんといわしながら、夏のひとときを静かに過ごすそんな昔なつかしい風景が、金魚という清楚で可憐な生き物のおかげでよみがえってきます。そう金魚のおかげで平凡な少年の平凡な夏の日が回想できるのです。
   
   
anime009.gif品評会を目指す人への提言

 ある人から聞いた話によりますと、最近では少なくなったそうですが、その昔、品評会の常連で毎年入賞を果たすためあちこち出向いては、優等魚をさがしまわり大金をはたいて買い集めた錦魚をあたかもご自身で作出したかのようにふるまう賞獲得至上主義者なる人がいたとのこと。それはそれで賞を獲るということには価値があるのでしょう。もともとらんちゅう専用の世話人を雇うほど裕福な町の素封家の道楽として、江戸中期以降から脈々と続いている古式ゆかしい品評会ですので、このような出品の仕方も当然と言えばそれまでですが、現在ではこのような人は極めて少ないようで、ほとんどのかたはご自身の創意工夫で作出された優等魚を出品されているようです。賞獲得血筋ならたとえハネ親でも必ず何匹かは品会に耐えうる魚に生まれてきます。ですから1年や2年でよい結果が出せなかったぐらいですぐにあきらめてしまうぐらいならはじめからブリーディングなどしないほうがマシなのです。最低でも10年は自分のやりかたであれ、人から聞いたやり方であれ、試してみれば、なんとなくこういうものだとわかってくるものです。現代では、インターネットで様々な飼育の手法が公開され、ますます飼育方法が、技術的にもきわまってきた感があります。そんな情報過多の時代に注意せねばならないのは、あまりにも情報が多すぎてあれこれ迷いが生じ、なかなか自分の飼育環境にあった独自の方法がつかめずにわざわざ他人の失敗の轍を踏むことにもなり兼ねません。

 つまり、なおさら自分自身の環境にあった飼育法・繁殖法というものが確立しにくいということもできます。どんなサイトの情報もそれはそれでその人のやりかたであり、一長一短あるということを念頭においておくことが常に大事です。ここで述べてきたこともあくまで私のやり方、メソッドということであり、最善とは思っていませんし、また時が経つにつれて自分自身の考え方も変化してゆくものなのだと思っております。
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